【スポーツライター】4年に一度の非オリンピック競技の祭典『ワールドゲームズ』
4年に一度開催される夏季オリンピックの翌年に、これまた同じく4年に一度のスパンで開かれているのが、『ワールドゲームズ』になる。
第1回(1981年)サンタクララ大会(アメリカ)
第2回(1985年)ロンドン大会(イギリス)
第3回(1989年)カールスルーエ大会(西ドイツ)
第4回(1993年)ハーグ大会(オランダ)
第5回(1997年)ラハティ大会(フィンランド)
第6回(2001年)秋田大会(日本)
第7回(2005年)デュースブルク大会(ドイツ)
第8回(2009年)高雄大会(台湾)
第9回(2013年)カリ大会(コロンビア)
第10回(2017年)ヴロツワフ大会(ポーランド)
1981年のアメリカ、サンタクララ大会を皮切りに、2017年のポーランド、ヴロツワフ大会まで、これまで10大会を数える国際的なスポーツイベントで、2020年の東京オリンピックの次の年の2021年には、バーミングハム大会がアメリカで予定されているのだ。
そして、2001年に日本の秋田で繰り広げられた、第6回ワールドゲームズを応援するためにスタートしたのが、この『You are World Champions!(あなたが世界チャンピオン!~みんなで楽しむ、秋田ワールドゲームズ)』だった。
You are World Champions!URL:http://www.nature-n.com/sports_net/wldchmp/index-j.htm
【スポーツライター】秋田ワールドゲームズ日本代表選手たちに直撃インタビュー!
この秋田ワールドゲームズでの公式競技は26競技。その中には、2016年のリオデジャネイロオリンピックから正式採用された「7人制ラグビー」や、2020年の東京オリンピックに正式採用された「空手」、逆に、1900年の第2回パリオリンピックから1920年の第7回アントワープオリンピックまで、オリンピックの正式種目だったものの、現在のオリンピックではおこなわれていない「綱引き」などがあった。
また、26の公式競技にプラスして、公開競技として「合気道」「ビーチハンドボール」「ゲートボール」「相撲」「綱引き(女子)」の5競技が実施され、これら合計31競技から私がピックアップしたのが、下記の4つの公式競技の日本代表選手たちだったのだ(経歴・戦績は掲載当時のもの)!
Aキャスティング
選手名:岡本 堅史
経歴:20年以上前の中学生のとき、釣りがうまくなればいいなと思い、キャスティングをはじめる。ジュニアのときに、日本記録をだし、世界選手権にも出場。現在、日本キャスティング協会理事を務めるかたわら、選手としても活躍。ワールドゲームズで世界チャンピオンの座を狙っている。
Bフィンスイミング
選手名:尾形 蘭
経歴:小学1年のとき、お兄さんの影響を受けて、水泳をはじめる。専門種目は、平泳ぎで、高校時代は、埼玉県の新人戦記録をもっていたこともある。高校卒業後、専門学校でフィンスイミングと出会い、そのおもしろさにハマってしまう。現在、サーフィスの100mと200mの日本記録保持者。
Cスポールブール
選手名:佐藤 多恵
経歴:高校時代まで、水泳をやっていたふつうの女の子。大学のとき、都内で開催されていたスポーツフェスティバルで、はじめてスポールブールを知って、練習をはじめて2年目の2000年フランス世界選手権で、プログレッシブという種目で6位入賞。秋田ワールドゲームズで、フランス、イタリアのラテンパワーをブチ破る可能性を秘めた選手なのだ!
D綱引き
選手名:佐川急便東京チーム(両角 英明・佐藤 文明・中村 昭彦・鈴木 修・小林 満・竹内 義裕・八巻 良佳・斉藤 龍雄・井上 雄大・石山 豊・山田 稔
戦績:第21回全日本綱引選手権大会優勝・第7回こだますいかの里綱引き大会優勝・第14回関東綱引選手権大会優勝
【スポーツライター】『Be a Japanese Champion!?』と『You are World Champions!』
『Be a Japanese Champion!?(もしかして、日本代表!?)』は、秋田ワールドゲームズでも公式競技だった「ボウリング」「ビリヤード」「ライフセービング」などのマイナー競技を体験して、日本代表にチャレンジしてみようというコンセプトのスポーツエンターテインメントコンテンツだった。
URL:http://www.nature-n.com/sports_net/be_jchmp/index-j.htm
その時の経験を活かし、『You are World Champions!(あなたが世界チャンピオン!~みんなで楽しむ、秋田ワールドゲームズ)』でも、「キャスティング」「フィンスイミング」「スポールブール」「綱引き」を自分自身でも体験し、それぞれのスポーツを掘り下げていきながら、秋田ワールドゲームズの本番の舞台では、それらの競技の世界トップレベルの戦いを垣間見てきた。
そこで気づいたことは、「やっぱり、スポーツは面白い」ということ!
つまり、オリンピック競技であろうが、ワールドゲームズ競技であろうが、サッカーやラグビーやバスケットボールやバレーボールのワールドカップであろうが、世界陸上・世界水泳・世界体操・世界卓球・世界柔道であろうが、メジャー競技であろうが、マイナー競技であろうが、そこで全力で戦っている日本代表選手たちは、それぞれの選手たちのストーリーがあるということなのだ。
同時に、そんな選手たちのストーリーを、インタビューで引き出していくのが、スポーツライターとしての私の得意技であることを、この『You are World Champions!(あなたが世界チャンピオン!~みんなで楽しむ、秋田ワールドゲームズ)』で、気づかせてもらえたのである。