なぜ彼女は女子高生でオリンピックに出られたのか?
人それぞれ、持って生まれた才能がある、と言われます。
さらに、才能を伸ばし、そのジャンルで世界レベルになるには、「10年かけて合計1万時間の質の高い練習をする」ことが鍵だそうです。
10年で1万時間ということは、1年で1000時間、1日2.7時間の計算。
毎日2.7時間もの練習を10年続ける。それって、ただ才能があるからってできることではありません。しかも、その才能が自分にあるかどうか?は、最初は信じられないはず。周りが才能を見出しても、本人に続けたい、という意志がなければ途中で辞めてしまいます。
続けるために必要なこと。
それは才能だけじゃなく、その対象に「夢中になれる」「没頭できる」「できるようになりたい」「ただそれが好き」「負けたくない」といった感覚です。小さな福原愛さんが、泣きながら卓球の練習をしていた映像を覚えている方もいるでしょう。ときにうまくできなくて、悔しくて泣きながらでもやる。今日も、明日も、明後日も、ずっと……。
スポーツや音楽など、だいたい3、4歳で対象の競技なりに出会い、興味を持って、やり始めて、質の高い練習を積み重ねていくと、10代の半ばで世界のトップクラスに肩を並べる「神童」が現れることになります。
スポーツ選手なら、4年に1回のタイミングがぴったり合えば、高校生でオリンピックに出場するチャンスがあります。
そんな、才能、努力、タイミングの組み合わせに恵まれた女子高生を、一冊の本にまとめたのが、この『オリンピックと女子高生』です。
オリンピックと女子高生の「はじめに」と「目次」と「第一章」
1932年のロサンゼルスオリンピックへ11名の女子高生オリンピック選手を送り出したのを皮切りに、本の出版直後に開催の2012年ロンドンオリンピックまでに、合計122名が女子高生としてオリンピックに出場。
初のメダリストになったのは、1932年ロサンゼルスオリンピックに競泳で出場した前畑秀子選手で、メダルは銀。その次の大会では女子選手として初の金メダリストになり、歴史に名を残しました。
他にも、女子高生として出場した大会でメダルを獲得したのは誰?など、「はじめに」と「第一章」ではデータを中心に全体像を紹介しています。
どんな競技が多く女子高生オリンピック選手を送り出しているか?を知れば、お子さんの習い事でもちょっとした参考になる(?)かもしれません。
そして、2012年のロンドンオリンピックに女子高生として初出場した下記の8選手に、まずは注目してきたいと思っています。
①大塚美優
埼玉県・武南高校3年
競泳400メートル個人メドレー
②渡部香生子
東京・武蔵野高校1年
競泳200メートル平泳ぎ
③内田美希
群馬・関東学園大学附属高校3年
競泳400メートルフリーリレー
④寺本明日香
愛知・名古屋経済大学市邨高校2年
体操
⑤深瀬菜月
神奈川・光明学園相模原高校3年
新体操
⑥三浦莉奈
東京・藤村女子高校3年
新体操
⑦畠山愛理
東京・大原学園高校3年
新体操
⑧土井杏南
埼玉・埼玉栄高校2年
陸上4×100メートルリレー
門脇正法・須賀和
プロフィール
須賀和(すが・やまと)。1980年生まれ。埼玉県出身。埼玉県立浦和高校卒。門脇正法氏からスポーツの取材・ライティングなどの指導を受け、2004年にスポーツライターとしてデビュー。スポーツアスリートを中心に、インタビューをもとにしたドキュメンタリーを手がけるように。その後、コピーライティングなど、ライティングスキルの幅を広げ、現在はWEB媒体、紙媒体に限らず広告関係全般の運用、アドバイザーなども務める。
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